【イスラエル】ビアドロローサ 後編 聖墳墓教会
こんばんは🌙
3回に渡ってお伝えしておりますビア・ドロローサ。
本日は苦難の道最終地点、聖墳墓教会についてです⛪️
右にある階段を上るとゴルゴタの丘です。
イエスが処刑されたゴルゴダの丘を覆うようにこの教会が建てられています。
第11留以降は、聖墳墓教会内にあります。
教会の入口入ってすぐ「塗油の石」があります。ここは、イエスの遺体が埋葬処置を施されたとされる板状の石で、多くの人が触ったり接吻したりして祈っています。
自分の持ち物をこの石に置き清めている人が多かったです。
写真ではわかりませんが、パイプオルガンと賛美歌が聴こえてきます♫(о´∀`о)
イサクの燔祭
こちらをクリックすると詳しく書かれています!
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/
第11留〜13留のある場所からの眺め。
パイプオルガンの音色が心地いいです(*^^*)
〈第11留〉イエスが十字架に処せられた場所
ここに、イエスが十字架の上で広げた両手と足に釘を打たれた姿が描かれています。
〈第12留〉十字架が立てられイエスが息を引き取った場所
十字架に処せられたイエス像のある祭壇があります。また、その十字架が立っていたくぼみのある場所に銀製の円形プレートが置かれています。
〈第13留〉第11留と第12留の間にあり、マリア像が飾られ祭壇があります。これは、十字架から降ろされるイエスの遺体を受け止めたとされるマリアの悲しみの像です。
〈第14留〉イエスの墓
聖墳墓教会内部の中央にあります。
聖書によれば、イエスは3日後に復活したとされるので、この墓の中には遺体はありません。アナスタシス(復活聖堂)とも呼ばれています。
ここが、ビア・ドロローサの終点で、約2000年間キリスト教の聖地となっています。
聖墳墓教会の中には、ビア・ドロローサの留だけでなく、キリスト教各宗派の聖堂や礼拝室があります。
聖墳墓教会は聖地なだけあって、無宗教の私でさえ感動しました(*^^*)!
今まで色んな国の教会に行きましたが、ここは群を抜いてすごいと思いました⛪️
こちらは聖墳墓教会の広場前からの写真です。
2階右の窓に梯子が置いてあるのわかりますか?
かつてエルサレムがオスマン帝国支配にあった頃、帝国はキリスト教徒たちへの嫌がらせとして、1階の出入り口を封鎖しました。
修道士たちは2階の窓から出入りを余儀なくされますが、この嫌がらせがなくなると、梯子は使われなくなったまま忘れ去られます。
そして年月は過ぎ、聖地エルサレム管理権を巡る問題から、ロシアとトルコの間で戦争が勃発します。
結果、英仏の支援を受けていたトルコがロシアに勝利したのですが、聖地を巡るいざこざを二度と起こさないために、講和条約で「教会の中は今後何も動かしてはならない」という決まりができました。
教会同士の喧嘩から国家間の戦争を誘発させないための措置でしたが、こうなってしまうと、もうあの梯子を誰も動かすことはできません。
100年以上経た今でも、梯子は放置されているのです。
昔の写真で梯子があるのを確認することができますよ!
この門の鍵の所有者についてもエピソードがあります。
聖墳墓教会はキリスト教の複数の会派によって共同管理されています。
この教会の扉の鍵を誰が所有するかで揉め、結局彼らが考えた策として、イスラム教徒に管理してもらうことになりました。
なので、毎朝聖墳墓教会の扉の鍵を開けるのは
アラブ人がやっているんですよ(^^)
変な話です。
各会派は非常に仲が悪く、自分たちの教えが一番正しいと譲らないそうです。
同じキリスト教内でも仲違いがあるのに、他の宗教と分かり合うなんてとんでもないことなんでしょうねf^_^;
イスラエル人にはベーグルが人気みたいです!
ユダヤの人たち。
特徴的な帽子や髪型。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました😊